大学4回生の時、兄から譲り受けたPCが壊れた。
「そろそろ自分のPCを買うか…」と思い、当時カッコよく見えた MacBook Air を購入。
でも、大学卒業後は実家の製造業に就職して、Macはほぼ放置状態。
たまに電源を入れても、YouTubeを見るくらいで「せっかく買ったのに、宝の持ち腐れだな…」と思っていた。
「このMac、何か副業に使えないかな?」
そんな軽い気持ちで調べたのが、Web制作との出会いだった。
「HTML?CSS?なんか難しそう…」と思いながらも、試しにProgateを開いてみた。
すると、意外にも最初のシングルページがサクッと作れた。
「え、意外と簡単じゃん??」
そう思った瞬間、どこかでスイッチが入った。
そして、気づけば「これを仕事にしたい」と思うようになり、1年半後に製造業を退職することになる。
ただ、この時の自分はまだ知らなかった。
Web業界が、決して楽な世界ではないことを──。
甘い幻想と、現実の壁
当時の自分は、ネットの広告にあるような 「好きな時間、好きな場所で働けて月収100万円」 みたいな夢に憧れていた。笑
だからこそ、まずは10万円の買い切りオンラインスクールで勉強を始めた。
仕事の合間にHTML、CSS、JavaScript、PHP、WordPressの基礎を学ぶ。
…が、ここで早くも挫折する。
特に JavaScriptが全くわからない。
「プログラミングって、こんなに難しいのか…?」と痛感し、独学では無理だと判断。
思い切って仕事を辞め、職業訓練校 への入学を決めた。
職業訓練校は楽しかった。でも…
2022年2月、Webデザイナー実践科(4ヶ月コース) に入校。
- 失業保険をもらいながら学べる
- 同じ目標を持った仲間と出会える
- もう一度、学生気分を味わえる
職業訓練校の環境は最高だった。
でも、結論から言うと、本気で学べる人なら1ヶ月で終わる内容 だった。
授業のペースが遅く、「このままだとヤバいな…」と感じながらも、なんとなく4ヶ月を過ごしてしまった。
卒業後、ポートフォリオを作って 意気揚々と就職活動を始める。
…が、現実は甘くない。
応募した会社からは、「実務経験3年以上必須」 の文字ばかり。
未経験OKの求人は少なく、応募しても お祈りメールの嵐。
そこで考えを切り替え、まずはアルバイトで実務経験を積もう と決めた。
バイトルで応募し、3社目でようやく Web制作会社のアルバイト に採用される。
「よし!これでついにエンジニアとしての第一歩だ!」
…そう思っていた。
でも、この時の自分はまだ気づいていなかった。
「とりあえず働いてるだけ」では、何も変わらないことを──。
ただの“しがないコーダー”で終わるところだった
アルバイトとして1年働いたものの、正直、成長はほとんどなかった。
- 仕事はゆるいペースで進む
- とりあえず言われたことだけをやる
- 特に勉強もしない
「実務経験を積んでるし、そのうち正社員になれるだろう」
そんな甘い考えでいた。
でも、そんな自分を見かねたのか、ある日 会社の先輩エンジニア に言われる。
「1年、無駄にしたな」
正直、グサッときた。
「お前、このままだとずっと雑用コーダーで終わるぞ。課題を出すから、毎日やれ。」
そこから、地獄の毎日が始まる。
仕事終わりに出される課題。
家に帰ってから、深夜2〜4時まで必死にコードを書く日々。
途中で何度も心が折れそうになった。
「なんでここまでやらなきゃいけないんだ…?」
「もうやめたい…」
でも、毎日続けるうちに、少しずつ 「自分が成長している感覚」 を得られるようになった。
4ヶ月後──。
気づけば、会社から 「正社員にならないか?」 と声をかけられていた。
未経験からエンジニアになるのは可能。でも、その先が大事。
こうして僕は、製造業から フロントエンドエンジニア へと転職できた。
でも、今振り返って思うのは、
「未経験からWeb業界に入ること自体は、そんなに難しくない」 ということ。
本当に大変なのは、その後の生き残り だ。
この業界には、ただの「コーダー」として 指示されたことだけをやる人 もいれば、
上流工程に携わる 本物のエンジニア になる人もいる。
その違いは何か?
- どれだけ自分を追い込めるか
- どれだけ勉強し続けられるか
- 「これでいいや」と思わないか
僕はたまたま、先輩に課題をもらって踏ん張ることができた。
でも、もしあのまま何も考えずに働いていたら、ただの「しがないコーダー」で終わっていた と思う。
Web業界を目指すのは大いにアリ。
でも、その後どうなるかは、本当にその人次第 だ。
もし、これからWebエンジニアを目指そうとしている人がいるなら、伝えたい。
「簡単に稼げる仕事じゃない。だけど、本気で努力すれば、ちゃんと成長できる世界だ。」
今の自分があるのは、あの地獄の4ヶ月があったからこそ。
だからこそ、これからも手を止めずに、成長を続けていきたいと思う。
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